gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

GF6 試行錯誤は個人にしかできない

たくさんの人が一度に動くときは、一人が頭を動かして指示をして、他大勢はそれに従うことになる。指示の内容も、大勢にとって分かりやすいものである必要があり、また失敗によるやり直しはできるかぎり避けなければならない。だから、予定調和が成立するような平凡な内容になってしまいがちだ。

 

けれど、一人ひとりがリレーで仕事をする場合はどうだろう?それぞれが任された時間の中では、個人で自由に動いてもよいため、自分で責任を取れる範囲で「失敗すること」ができる。その試行錯誤こそが、つくる内容のレベルを向上させることができる唯一の手段ではないか。

 

プロジェクトの始まりから終わりまで、ずっと複数の人間の試行錯誤が連続していくのが「創造性の連鎖」である。