陽向は人前では、できそうにないことは徹底してやらない。
人前で失敗して恥をかくことを怖れるからだ。
だから、人知れず練習することを選ぶ。今のところは、親と一緒だけれど。
まだまだ精神年齢が幼い感じの陽向だが、上記の意味では、すでに大人の行動パターンになっている。
私たちの環境において試行錯誤は一人でしかできないと、このところ何度も書いているが、そのまま陽向にも当てはまる。
子供らしくないけれど、それはそれで彼のやり方だ。
さて、失敗できる、ということが仕事の中で許されることはほとんどない。
だが、よくよく考えれば、結果では失敗できないとしても、プロセスでは失敗は許されるだろう。
プロセスが人前に晒されるならまずい場合もあるかもしれないが、人知れず失敗を繰り返すのは問題ない。
仕事の中でつくることの質を高めていくためには、人知れず失敗ができる環境をつくってやることが一番だと思う。