日本ラグビーのコーチ、エディー・ジョーンズは、次のように語る。
「若者の考え方が変わってきている。シカゴ・カブズにむけてあるスポーツ心理学者が話したんだ。この20年でアメリカのスポーツ選手から消えたのは競争心である、と彼は語った。心から勝ちたいという気持ちよりも、有名になりたいという気持ちのほうが強い、と。だからこそ、その戦う心を呼び起こすことが監督として重要になるんだ。」
成し遂げたいことが、スポーツの成果ではなく、名声や金だ、という者たちの試合を見たいとは誰も思わないだろう。
政治家も同じかもしれない。本人が自覚していないのかもしれないが、理念の実現よりも、名声や金や力が欲しくて立候補する者が多いのではないか?
だから、投票率は下がる一方だ。未来に期待できないからだ。
本来やるべきことをやっていないのに自覚をしていないのは、自分は自分の立場で精一杯やっている、だから、しょうがない、と思っているからだろう。
スポーツ選手と政治家には、明白に信頼が基本となる職業だ。
他人事ではない。本来やるべきことのために今日を生きているか?
自分を信頼できるか?