gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

ベネズエラ

ぼくが南米ペルー・エクアドル・コロンビアを旅した1988年は、コロンビアが危険な町として有名だったが、現在はその隣のベネズエラの報道が多い。

 

新自由主義に背を向けて、なおかつ、政治が腐敗した国はどんどん貧しさを増しているらしい。人々に笑顔がない、と書いてあった。末期的状況であることはこの一言で伝わる。

 

1980年代後半、貧しい、と言われる国をたくさん歩いたが、笑顔のない国はあっただろうか。そういえば、南米では笑顔を思い出すことが少ない。コロンビアの田舎町には、たくさんの笑顔に出会い、忘れられない場所になっているが、それは都市とのギャップとして作用しているのかもしれない。

 

経済が破綻しているベネズエラのような国に幸福をもたらす。かつて、貧しい国々で旅をさせてもらいながら、そう目標を立てたはずだ。

 

そのことを思い出した。