カブトムシを捕りに夜、家族3人で出かけた。
クヌギの木の密場にいろんな昆虫が集まっている。
日頃は忌み嫌われている虫たちもそこにはたくさんいる。
蛾やゴキブリ、カメムシ・・・。
懐中電灯でそれらを照らしながら、顔を近づけてカブトムシやクワガタを探すのだが、なぜかそれらをも愛おしい存在として感じられる。
日頃はゴキブリを見かけただけでも大騒ぎする妻も、今日は静かだ。
自然に分け入って、かれらの生活の場にお邪魔しているという感覚があるからだろうか。
それとも、年を重ねるとは、こういうことなのだろうか。