gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

抽象化

知るということは、すでに知っていることを発見するということである。いいかえれば、現にすでにやっていることを知ることだ。そうでない知識などはなにものでもない。柄谷行人柳田国男試論』p.49)

それぞれが知っている過去について自分が明瞭化すること。抽象化すること。定義すること。それが知る、ということだ、と語られている。

すでに定義されたことや抽象化されたことを鵜呑みにすることを「知る」とは呼ばないらしい。

常に、自分は何も知らない者として、何ごとに対しても初めて出会った者として抽象化を試みること。そして、そうやってなんらかの答えを得たとしても、それは仮説に過ぎない。そう認めること。

どうやら、一生何かを知っているなんて、言えそうもない。


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