2004年。スティーブン・スピルバーグ監督。
ニューヨークの空港に着いた途端に祖国で暴動が起こり、国を失った男は空港から出ることを禁じられてしまう・・・。
言葉の通じない異国でオフィシャルな問題を抱えたときにどのように対処するか?以前ぼくも何度か直面したことがある。
どのように対処するか?方法はひとつしかない。普通に、自分のままでいることだ。取り乱すことなく、自分の立場を冷静に分析して、自分にできることは何かを見極める。
空港で腹を減らした主人公は、何をして状況を打開したか?方法は一つではないのかもしれないが、ひょっとしたらたった一つしかなかったかもしれない。そのたった一つを発見する不思議な力を状況が与えてくれることがあると思う。
アメリカにいたことのある日本人ならば、いろんな面で主人公に共感を覚えることがあるかもしれない。