2013-07-18 夕立 回想 2013.7 規則正しい、ということは実は嫌いではないらしい。夏休みの暑い日の夕方、夕立が雷とともにやってきて、湿度の高い空気の塊を一掃するさまを、家の窓から眺める幸せは、夕立が毎日決まった時間にやってくる規則正しさと無縁ではなかった。ぼくは、その時間には必ず家にいた。一日の暑さを、風呂桶をひっくり返すような激しい雨で、暴力的に冷ます夕立は、いわば、正義の味方の怪獣のような存在だった。そして今日も、あの頃のように規則正しく夕立がやってきた。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← 五感に働きかける店舗内装デザイン:マテリアルス