gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

風景

「心の中の風景」ということがある。

まさに、風景とは見る人の心とつながっている。

ぼんやりと風景を眺める、という時間をぼくはなによりも好む。

だが、そんな自分に対して、次のような言葉が突き刺さる。

「周囲の外的なものに無関心であるような「内的人間」inner manにおいて、はじめて風景がみいだされる。風景は、むしろ「外」をみない人間によってみいだされたのである。」(柄谷行人日本近代文学の起源」風景の発見p.24)

ぼくが憧れるのは、むしろ、常に「見る」人間であることだ。

憧れは、ぼくという人間にとって、遠いところにあるからこそ、生じているのかもしれない。

グリッドフレームのコンセプトから遠い自分であることを自覚して、ぼくはグリッドフレームをはじめたのかもしれない。

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