gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

帰り道

小学生の頃、毎日のように柔道の道場からの新しい帰り道を探そうとした時期がある。

とにかく通れさえすれば、それが家と家の間の塀の上だろうが、どこでも通った。時折、番犬に追いかけられたりしたような気もする。

でも、世の中は今よりもずっとふんわりとしていて、誰にも叱られた覚えはない。

まだ、各家が鍵をかけないで生きていた頃だったかもしれない。

もちろん、ずかずかと人の家に入っていったわけではなく、どきどきしながらやっていた。

今もよく思い出す子供の頃のことは、そんな類のことばかりだ。

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