連続

たとえば、同じアーチが連続する通路を設計するとき、ぼくの気持ちはどこかで昂揚している。

連続は、ルールとして人工的に設定しているように見えて、日が昇り日が沈むように、最もシンプルな自然を表現していることに関係しているのかもしれない。

つまりそれは、自然の中でも、「時間」に関係しているだろう。

時間を見る。時間の中を歩く。

空間をつくるときに目的となる美しさとは、いかに時間を空間に変換できるか、という命題の巧拙の度合いだといってもよいのではないか。

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