gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

夢はなんですか?と聞かれることがある。

目的と呼ばず、夢と呼ぶのを、例えば、村上龍は否定する。だが、輪郭をぼかした夢というものを、漠然と持てるとすれば、それも大きな幸福だと思う。

例えば、種をまく人は、漠然と広がっていく森を夢と呼ぶだろう。おそらくそれを目的とは呼ばない。だが、もし、種をまくことが確実にそこへ近づいていく行為であり、遅速の違いを問題としないことならば、その夢は社会をよくするはずだ。

私は、そんなふうに夢を持ちたい。

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