gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

背景をなすもの

たとえ私たちがつくる空間が、商売のための空間であり、その背景をなすための空間に過ぎなかったとしても、それを背景をなす空間としてつくってはならない。

たとえば、BGMに過ぎなかった音楽が、ひとたび聴く人の心を捉えたとき、それ自体が主役に変容するように。

必要なことは、私たちがつくる空間が背景になりうることだ。

道端に咲く花などは、そのように存在していないか。風にそよぐ木の葉も、そのように存在していないか。

自然は、背景にも主役にもなりうるではないか。

背景にしかならない空間など、存在させてはならない。自然のように存在させることを目的としなければならない。

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