目の前の風景をじっと見る。10秒経って、目を手元にある白い紙に移す。
紙の上で今見た風景を再現し始める。描けることがなくなるまで、決して顔を上げない。
描き終えたら、顔を上げて、実際の風景と見比べる。
こうすると、自分にはどのくらい世の中が見えているかがわかる。
もちろん、見えていないことが多い。悔しい。もう一回トライする。
この繰り返しを、私は大学の頃に始めた。
もっと小さな頃に始めたら、何倍もいろんなものを見て育つことができたんじゃないか、と思う。
だからずっと、子供が生まれたらやらせたいと思っていたことだ。