gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

木犀

私の周囲では話題にも上らないが、この季節の木犀の香りが告げる秋の到来は、春の桜に匹敵する。

その小さな花は、華やかさにおいて桜に遠く及ばないが、近くを通り過ぎるだけで振り返ってしまう芳香は、これにかなう花はないだろう。

すれ違う女性のさわやかな香りにも似ている。

今年も木犀の香りに初めて振り返ったのは朝だった。少し冷たい空気とともに鼻腔を通り抜ける感じが好きだ。

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