gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

クリスマス会

小学生の頃、「クリスマス会」という言葉はキラキラと輝いていた。クリスマス会をやろう、と女の子に誘われでもしたら、きっと前日は眠れなかっただろう。

だが、そんな記憶は一度もない。キラキラしたイメージだけで何度もクリスマスは過ぎていった。じゃあ、自分がやろう、と、母に頼んで、わが家で友達を呼んでクリスマス会をすることになった。

とはいっても、女の子を誘う勇気はない。野郎どもを誘って、その代わり、泊まり込みでやった。

早く寝たヤツには、顔に落書きをして、大笑いをした。なんだか、描いていたクリスマス会とは、全く違った。だが、クリスマス会と名をつけるだけで、なんだか下品な野郎どもの集まりが上品な集まりのような感じがした。

今も、クリスマスと聞くと、やはりキラキラとしたイメージがあって、なんだかワクワクする。この感覚が日本人的クリスマスの原点だと思う。