今日、あるアパレルメーカーの方とお話をする中で、「やっと本物について語れる時代になってきた」と語られた。
｢以前は、若い人に本物について語ろうとしても、そんなの知らないよ、っていう感じだったけれど、今は聞こうとする人が増えた」と。
ごまかしが効かないくらいに、時代が行き詰ったからかもしれない。自分は、何のために、何を目指して生きているのか、をたくさんの人が考えるようになるためには、｢貧しさ」が必要なのだろう。
そういう意味では、この｢貧しさ｣は、容易に｢豊かさ｣へと移行して欲しくない気持ちもある。本質的に、｢豊かさ｣へと移行するまでは。
