gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

漢字の読み間違えについて

また麻生首相が漢字を読み間違えた、ということがニュースになった。その記事は誰のために書かれたのだろうか。意図はなんだろう?

一国の首相が、簡単な漢字を読み間違えることは、そんなにけしからんことなのだろうか。元々、漢字の読みは多数決の原理で決まっていくところがある。言葉は生きていて、時代とともに、変わっていくものでもあるから、何が正解とは言いがたい。

正しい(と言われている)日本語を使うことを強制されるマスコミの人々にとっては、格好のネタなのだろう。

もちろん、言葉は通じなければ意味が無いが、単語をひとつ間違えても文脈で理解できることが多い。創造的に話をしているときならともかく、紋切り型に話す言葉など、間違えようがなかろうが変わりはない。

紋切り型の言葉を吐くことは、元々時間の無駄である。聴く方はただ眠いだろう。一国の首相が眠くなるような話をしたとしたら、その方がよっぽど罪が大きい。