gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

映画 ローズ

1979年。ベット・ミドラー主演。

 

ベット・ミドラーは不思議な女優さんだな、と思っていた。まず、美人という言葉とはあまり関係のないところにいるのに、絶大な人気があること。アメリカにはそういう人が他にもいるけれど、この人は他の誰とも違うように感じる。

 

今回この映画を見たのは、陽向のピアノ演奏曲にthe Roseを選んだからだけれど、陽向はこの映画の危うい主人公の魂を美しいと感じただろうか?

 

ベットミドラーの歌と演技に圧倒されながら、確かにこうにしかならないであろうストーリーの顛末を圧倒的にポジティブに支えているのは、主人公の魂の美しさに他ならない。

 

愛は、川のようにやさしく沈め、刃物のように魂に血を流させ、飢えのように永遠に求めさせ、そして、花のように咲かせる、という主題歌の歌詞は彼女がローズを演じたからこそ説得力を持つ。