gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

Charles Moore

 

Charles Mooreという建築家の描いた一枚のスケッチは、きっと数十秒で描かれたようなものだった。

 

30年前にある本の中にそれを見つけてから、そのスケッチはずっと憧れだった。

 

今になって、自分が本当に求めている空間に想いを馳せると、真っ先にそのスケッチが脳裏に浮かんだ。

 

そこに描かれた風景に惹かれたわけではない。それを一瞬で写し取る感性とその感性に水の流れのように従う体の動きに、空間を読み取れるからだ。

 

彼のスケッチを思い浮かべながら、ぼくも改めて描き始めてみよう。