なぜプーチンは戦争に踏み込んだのか?
安富歩氏は、モンゴル帝国が支配下に置いた国々が悉く社会主義国圏であったことを指摘している。西側国家にぶち当たったところで、その進撃は止まっている。
この関係はどうやら現在も変わっていない。なにか、東側と西側では、国の性質が根本的に異なるのだろう。
日本もそうだが、西側の資本主義は一見、自由だが、貧富の差が著しく、利権にまみれていて、今後の生き生きとした成長は望めないフェイズに入っている。
世界の本流として当たり前のようにあるこの西側の資本主義を打倒して、新しい世界を築きたいという気持ちは、ある意味、至極まともだ。そこには、きっと明確な「主義」があるのだろう。
だが、それをこんな方法で崩せるとはプーチン以外は誰も思わないだろう。
プーチンはやはり狂っている、と思うが、主義を持たないカメレオンのような日本こそ、西側、東側の両方を理解できる唯一の国かもしれない。
安倍さん以来のいい加減政治で、世界にもう三流国としか見られていないにもかかわらず。