gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

エネルギーで人を見る

10数年前にお世話になったことがある東洋医学の先生に、陽向を診ていただいた。

 

東洋医学は基本的に予防医学で、症状の改善も中長期的な視野を持って対応する。・・・といっても、改善が遅くなるわけではない。正しく理解すれば、診療の直後から改善がみられることも多い。

 

このところ、集中力を失っていることの多い陽向を、母親は考えられうる限りの西洋医学の先生を訪ねて診ていただいたけれど、この1か月で得られたことは、西洋医学で子供に対応することは困難だ、という結論だったと思う。

 

西洋医学では、今の症状を抑えることに目標が置かれている。子供にはこの後に延々と続く長期的な未来が開いているにもかかわらず、今の主たる問題をクリアできればそれで終わりなのである。その犠牲となって、後でどのような後遺症が表れたとしても関知しない。ほぼ、そのようなスタンスが感じ取られた。

 

とにかく、この手の病に薬は厳禁である。サプリすら注意が必要だ。処方された10以上の薬、サプリのうち、東洋医学の先生が有効性を認めたのはわずか二つのサプリだった。

 

その根本には、東洋医学の目標が「人の持って生まれた活力(エネルギー)を最大限化する」ことに置かれていることがある。陽向の内側に秘めたエネルギーを信じて、それが発揮されやすい環境をつくることに親は専念すればよいのだ。導く必要などない。

 

たどり着くべき答えはいつもシンプルだ。