gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

戦争と農業

アメリカが第一次世界大戦に参戦して、ドイツの負けは決定的になった。

 

アメリカは、大量の火薬と毒ガスをつくり、戦後それが大量に余ったそうだ。平和な世の中では、火薬は化学肥料として、毒ガスは農薬として使用され、アメリカの農業生産量は飛躍的に増大したという。

 

農業といえば喜ばしいと思うかもしれないが、それらは土壌を劣化させる結果をもたらすだろう。敗戦国ドイツでは、化学肥料の輸入を抑え、少ない労力で食料を増産するため、有機農業を進めた。

 

ナチスドイツと有機農業という、今日から見れば意外な組み合せが生まれている。