gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

車の旅3日目(揖斐・長良川の背割提ー伊勢神宮ー猿田彦神社ー地元の銭湯ー二見浦)

3日目も5時頃から車のエンジンをつけて、ぼくだけ外へ。なんと粉雪が降っている。だが、少し賢くなって昨日ほどの寒さを感じないで眠れた。

 

朝焼け。素晴らしい景色。海外ように広大な風景だ。マラソン人が車の横を行き過ぎる。

 

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連立した不思議な建物(長良川河口堰)も含めて、とても魅力的な風景だ。理解できないものが風景の中にあることで、いつもの生活の外部にいる、という感覚が強まる。ぼくは、研ぎ澄まされるようなこの感覚がたまらなく好きだ。

 

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さらに下流には工業地帯が見えて、海外の感覚がさらに強まる。ああ、こんな場所を毎朝ランニングしたい。

 

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さて、今日もコンビニで朝食をとって、奈良へ出発。しかし、入り組んでいる高速道路で何を間違えたか、車は伊勢に向かっている。

 

今回は、奈良を断念。「伊勢神宮、行ってみたいよね」と。

 

コロナのおかげか、伊勢神宮は、さほど混んではいなかった。外宮(げくう)、内宮(ないくう)は子宮と関係している、とは遠い昔に読んだ記憶がある。そのようなイメージとともに伊勢神宮を歩く。

 

神木が心に問いかけてくる。

 

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式年遷宮は20年に一度行われるが、前の祭りから今年で8年目。これは外宮の社殿。大分、時間の作用がその佇まいに落ち着きを与えている。だが、建て替わったばかりの姿をここに見てみたい気もする。神社という由緒正しい古いものばかりの場所に、20年ごとの建て替えを義務付けた場所がある、というのは、興味深い。SOTOCHIKUの逆のアプローチのようにも感じる。

 

 

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外宮、内宮に参拝後、ランニングウェアに着替えて、猿田彦神社周辺を走る。猿田彦神社には大きな焚火があって、大晦日夜の参拝に備えていた。

 

今日は、スーパー銭湯ではなく地元の銭湯へ。近所の知り合い同士の会話がほのぼのとしていて、気持ちが休まる。

 

寝る場所は、初日の出によいスポットを探して、海辺を行ったり来たり。そういうときは、理想的な場所にたどり着けるもので、二見浦の旅館街を見つける。数十メートル先には二見輿玉神社があり、そこで初日の出の予定。

 

紅白歌合戦を見て、新年のあいさつをし合い、ゆったりと眠る。