生き残るための「優れた者」の基準は、強さでも、賢さでもなく、環境の変化に適応すること、である。
そして、環境の変化は往々にして予測できないところからやってくる。
だから、ぼくらの尺度で、どんな人が優れている、とは一概に言えない。
だから、すべての生き物に優劣がないとして、この世に生を受けたものにやさしい視線を向けよう。
そして、自然がどう変わっていくのか?それを、しっかりと見つめる。
これが正しい、と決めつけず、いつも自然と同じ方向を見ようとする。
個体に死は必ず訪れるから、個体は今が一番大事だ。
個体のこの思いがなければ、多様性は生まれない。
根底には、生を存続させるための、死。