陽向が夏休みの宿題に、地下鉄千代田線の乃木坂駅を描きたいと言ったので、一緒に絵の構図を考えた。。
乃木坂駅は、1番線と2番線の間にホームがあるタイプだ。陽向は、1番線と2番線の電車、両方を描きたいという。
そうなると、必然的に線路を奥行き方向に見ることになるから、駅は1点透視図法の見え方になる。
迫ってくるような、もしくは、消えていくような、という構図が、心に及ぼす影響は大きい。
鉄道写真のファンが多いのも、1点透視図法的な構図に酔いしれるからだろう。
遠くから来た。もしくは、遠くへ消えていく。
駅とは、過去への感謝と未来への希望をつなぐ、現在だ。
そんな心が、一枚の絵で、陽向と共有できればいいな。