2018-08-27 風景としての顔 日々の発見 2018.8 例えば、町を歩いているとき、ぼくは周囲の人を直視することはほとんどない。だから人は、ぼんやりとした輪郭として、ぼくの中で認識される。そこにぼくの想像が入り込んで、ほぼすべての人は美しい人として捉えられる。もう半世紀もぼくは、美しい人に囲まれて生きてきたのだ。そして、ぼんやりとしたまま、記憶として刻まれているものがたくさんある。(つづく)