gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

どこかにある風景

メディアが発達したことで、直接見たことはないかもしれないが、写真や映像では見たことのある風景が溢れている。

ぼくぐらいの歳になると、実際に見たか、見ていないかの境界も曖昧になっている。



写真を見て、「ここ、行ってみたいなあ」という気持ちが湧いてくることはあまりないが、どうしてもそこに行きたいと思う風景はある。

それは、常に心の中にあり続ける。

まだ見ぬ、きっと、どこかにある風景だ。



でも、それをなかなかかたちにできなくて、近づいたり遠くなったり、を繰り返す。



音、色、匂い、手触り、スケール、密度、という物質的な部分と、

歴史、想い、つながり、という精神的な部分の、

双方の微細な質量に心を傾ける。




グリッドフレームのHPへ ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム

マテリアルスのHPへ ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場