潰されても、立ち上がる。本当の才能は、そのようにして、日の目を見るようになるのか?
潰すことが仕事である、との自覚のもとに、過酷な指導を続ける師。
そのエネルギーが凄まじい。
それを跳ね返そうと、食らいつく主人公のエネルギーは、さらにそれを上回らねば、克服できない。
何事も、同じかもしれない。
克服し続けなければ、達成できないことがある。
そのネガティブなエネルギーが強いほど、ポジティブなエネルギーも強くなろうとする。
後は、どちらが強いか、だ。
ぼくは他人に「GOOD JOB」と簡単に言ってしまう方だが、それは相手の本気が伝わってくることがそれだけ少ないからだ、と思う。
そして、本気ばかりに囲まれて生活することは、かえって自分を見失ってしまうことにも繋がる。広さを失ってしまうのだ。
現実が一番の師ではないか、と思う。
生きることは甘くない。その自覚が一番、人を育てる。