gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

散らかり放題の部屋

画家のフランシス・ベーコンのアトリエの写真が、散らかり放題だったことを憶えている。

「混沌はぼくにイメージを喚起してくれる」と彼自身が語っていたようで、ぼくも文字通りに受け取っていたけれど、今思うと、きっと特に意図的に散らかしたままにしていたわけでもなかっただろうと思う。

気が付けば、散らかった部屋の中で描いていたのに違いない。

片付ける時間より、描く時間が大事だった。それだけだ。


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