gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

二つの約束

自然の中で、生死を賭けた生活の中にいると、人間の潜在的な能力が覚醒されるのだろうか。

戦後30年間、フィリピンのルバング島で、終戦を信じることなく戦い続けた小野田寛郎さんの話だ。

彼は、軍警察との銃撃戦の中で、敵の撃った弾が見えて、よけることができた、という。

合気道創始者植芝盛平も同様の体験をしているらしい。)

さて、そんな小野田さんが帰国後、日本とブラジルを往復しながら、日本では子供たちのために自然塾をされていたそうだ。

そこでは最初に、子供たちと二つの約束をすることが決まりになっていたそうだ。

1.話している人の目を見て、しっかりと話を聞くこと。

2.自分がしてほしくないことは、他人にしないこと。

この二つが守られていれば、集団行動は大丈夫だ、あとは枝葉末節のことだ、と。

シンプルな人だ。シンプルだから、自然の生活の中で自分の感覚を磨くことができるのだろう。

勉強になる。



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