あの繊細な言葉が何も通じそうにないオジサンがアメリカ大統領になってしまったことにイヤな気持ちになっている。
けれど、政治家とは、おおよそ繊細な言葉が通じなさそうな人ばかりで、クリントンだって大差ないかもしれない、とも思う。
話を聞いてくれそうな、という意味では、オバマは類まれな大統領だったといえるだろう。
印象に過ぎないが、大事だ。
「微細な違い」を大事にしたい、と思っている人は、絶望的な気持ちになっているだろう。
アメリカと日本を往復する知人は、「何十年も前の世界に戻ってしまう」とおっしゃっていた。
そんな不安が的中しないことを、ただ祈るのみだ。