gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

わからない

本当に自分に正直であろうとする人は、
目の前のものを評して「わからない」という


無限に広がる世界を前にして
「わかる」ということがあるはずがない


わかるとすれば、
それはフレームをつけてものを見るからだ


フレームは、ぼくをその世界から遠ざけて
見物人のひとりにしてくれ


動物園のライオンの檻のように・・・


結婚は男女の間にあるフレームを外すことだ


ライオンの檻に入れられることにも似ているけれど


その後、二人のあいだで、
自由にフレームをつくったり、外したり、を繰り返すことができる


それが結婚のすばらしさだ


本当は、いつも「わからない」


不安だけれど、それがいちばんよい状態なのだ


「わかった」と安心してしまった瞬間に、
世界のシャッターが閉じられるから


フレームをつくったり、外したり、を自由に繰り返しながら、
わからないながらも、世界はひろがっていく


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