1979年。西ドイツ・ポーランド・フランス・ユーゴスラビア。
性描写の多いこの映画を、ぼくは中学生のときに映画館で観たのを憶えている。なぜだろう?不思議な映画だ。
3歳のときに自分で体の成長を止めることを選び、その関係か分からないが、悲鳴を上げるとガラスを割ることができる、という特殊能力を身につける。
そして、20歳のときに、また成長を始める決意をする。
背景は、ナチスに占領されるポーランド。母親をはじめ、周囲の多くの人間が死ぬ。その原因のいくつかを彼がつくった。
焦点が定まらないで、不安定な気分になる映画だが、妙にリアルだ。