地球温暖化を実感することは、まだ多いとは言えない。
既に、問題が指摘されてから30年くらいになるが、ぼくらの生活の中では遠いところで起こっている感覚を免れないだろう。
関係しているかもしれない異常気象や様々な被害も、ぼくら一人ひとりを突き動かすほどの力はない。
地球は、30年後は今日のようではないかもしれない。けれど、とりあえず明日もまた今日のようにある、という確信によって、ぼくらは今日も、日々の生活のことをあたりまえのように優先させるだけだ。
その日々の生活に温暖化の影響が直撃するのを目の当たりにしたら、きっと真っ青になって対処を始めることだろう。
だれを馬鹿にしているわけではない。ぼくもそうなのだから。
そうなってからでは遅い、という人がいる。・・・そうだね、今始めなきゃね。
問題は、突き動かすものがないことだ。それがなければ、始めても長続きしないのが目に見えてる。