1984年。ロバート・デ・ニーロ主演。
ぼくが大学へ入学した年にヒットした映画だ。もう、ずいぶん前のことのように感じる。
二重に「Once upon a time」という気がする。
禁酒法時代のニューヨークのギャングたちの抗争。逃げるようにニューヨークを離れた主人公は、30年後差出人不明の手紙によってニューヨークに呼び出され、死んだはずの、一番のギャング仲間に女も金もすべて騙し取られたことを知る。
主人公に憎しみの心が湧いてこないのは、ぼくにはよく分かる気がする。
自分の人生で片付くことであれば、たいしたことではないのだ。
踏みにじられた、と感じるかどうかは、主観の問題に過ぎないのだから。