使っているパソコンが誤操作で起動しなくなり、メーカーのサポートに電話をかけた。長い時間待たされた後、得られた答えは「リカバリーをかけてください。それしかありません」
とんでもない、と思って電話を切ってしばらく考えて、信用するしかないかとリカバリーを決断。しかし、リカバリーディスクをつくっていないし、ウインドウズが起動しないから、方法がわからない。で、もう一度電話。また、長い間待たされる。
「では、電気屋さんでウインドウズを購入してください。それしかありません」
それで必ず起ち上がるか、と訊くと、「必ずということは言えません」
仕方なく、PCの知識の乏しい私がネットでダメモトで対処法を検索し始める。半日かかって、リカバリーをかけなくとも起動ディスクをつくって起動する方法をなんとなく理解する。
いくつかのサイトに書かれている内容を組み合わせて、2日後の午前2時に無事修復。2日前の状態に戻った。
PCが安くなって、メーカーのサポートはさっさと買い替えなさい、という役割を担うようになった、と考えた方がいいのかもしれない。
以前は、熱心にあれこれと手を尽くしてサポートしてくれる印象があったが、日本のサービスからまた「心」が消えたようなさびしい気持ちになる。
ぼくは、もう二度と電話しない。