いろんな国を旅すると、いろんなものを食べることになる。
その中には、その国の人には失礼だが、日本人から見ればゲテモノと呼ばれるようなものもある。
カブトムシの幼虫みたいなものを、豚の血を煮たスープに入れた料理を食べたり、あらゆる昆虫のから揚げを食べたり・・・。
でも、そんなものをごく平気な顔で食べることができたのは、一緒にいた人たちが現地の人たちだからだ。ごく平気な顔で食べている人たちの中にいると、ぼくにとってもごく普通の料理になる。
たぶん、日本人のグループでそれを食べたら、きっとみんな一口も食べられなかっただろう。
味とは、そんなものだと思う。