海外へ行くと、カフェで一日中タバコを吸って過ごしているような男たちがたくさんいる。次の日も、同じ面々が同じように時間を過ごしている。
なにもしない人たち。これがこの人たちのデフォルト状態だ。
一方、日本では、なにかをしていないと落ち着かない人がほとんどだ。
これを日本人の美徳と感じる反面、日本人の限界もそこに見出したりする。
一からものを考え出す力は、明らかに、なにもしない人たちに軍配が上がるのだ。
なにもしない人たちが、なにかをしているとしたら、彼はそれがしたくてたまらないからしているのだ。
なにかにとりつかれたようにやる人は、当然手ごわい。
なにかをしていないと落ち着かないからやっている人に勝ち目はないかもしれない。