陽向が転んで、家具にぶつかって耳を切った。ぼくはそれを見ていないが、１センチ以上切れて、耳がダランとぶら下がっていたらしい。
母親が病院へ連れて行こうと、方々へ電話をしたが、どこも手が空いていない。
結局、１時間以上探した後にようやく処置をしてくれる病院が見つかって事なきを得たが、たぶん、このような手続きを踏んでいるうちに、手遅れになってしまうことは日常茶飯事なのだろう、と現代社会の怖さを思い知らされた感じだ。
医者が増えない限りは、やはりちょっとしたことで病院へ行く人に考え直してもらうしかないかもしれない。
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