gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

ベビーカー

3年に亘り、お世話になったベビーカーが引退する。もう通園にも必要なくなったからだ。

すでにボロボロの状態で、曲がることすら困難になっていた。

いつもベビーカーを押してジョギングしていたからだ。

ジョギング用のベビーカーではないから、周囲は不思議な目で見ていたけど、楽しかった。

最初のジョギングは、陽向が生後3ヶ月。小さな段差ごとに彼は「きゃー」と声を出し、「おお、喜んでいる」と思いながら2キロ走ってからはじめて彼の顔をのぞくと、声は立てないが目から涙がダーッと流れていた。(反省してる。)

それから、何百回も彼とジョギングをし、彼は上機嫌に流れていく風景と風を愉しんでくれた。

自分も走れるようになった半年前くらいから、彼は自分でベビーカーを押すようになった。一緒に走れるよ、と伝えたかったのだろう。

それから、だんだん彼はベビーカーに乗りたがらなくなった。

次に一緒に走るのは、彼と肩を並べて走るときだ。それは何年後だろう?

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