gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

共通点

京都から25年来の知り合い若キチちゃんがやってきた。

25年前に、上海行きのフェリーで出会った。二人とも自転車を積んでいたことで話が合った。二人とも同じ年齢だった。

上陸後、彼はチベットを越えてネパールへ、私は内モンゴルの草原へ、それぞれ向かった。

中国では、外国人が入ってはいけない地域がたくさんあって、彼は何度も公安に捕まっては、土下座などでその場をしのいで旅を続け、半年間かけて5000メートル級の山をいくつも越えながら、目的地へ到達したそうだ。

私の方は、内モンゴルの草原を走り終えたところで、公安に捕まり、数日間拘束され、最後は自転車を没収されて旅を終えた。

彼に紹介されたバー「白樺」。帰国後、私も常連になる。

その後、27歳のとき、彼は家具職人になるために、私は建築を学びに、アメリカへ行った。彼は、アメリカに着いた3日目に、ロサンジェルスの通りがかりのメキシコ系の家具屋で働かせてもらうことになった。

それから、腕を上げて、ハリウッドスターたちの家具をつくったりしていたこともあったそうだ。

2006年に帰国。現在は、京都に木の工房を構えて、主に店舗づくりを仕事にしている。つまり、現在、二人とも店舗づくりを仕事にしている。

http://seikast.blogspot.jp/

共通点が多いともいえる彼だが、性格も見た目もかなり違う。

だから面白い。いつか一緒に仕事しよう。

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