gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

季節は確実に春へ向かっている。年を重ねるごとに、四季の周期は早く感じられるといわれているが、やはり今年の冬も短く感じられた。

私は冬が嫌いではない。温度とは「物質を構成する分子運動のエネルギーの統計値」(wikipedia)であり、分子がゆっくりと動くのにつきあっていては、人間のエネルギーも停滞してしまう。だから、冬の寒さは、私に動くことを強いる。その、季節によって「強いられる」感覚が嫌いではない。自身に対して闘争心のようなものを持ち続けることができる。

その感覚は両義的で、もちろん解き放たれたい気持ちもある。冬の間、春は憧れであり続ける。

3月はそのような憧れが到来する月である。

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