gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

自分のことを苦しまない

けふのうちに
とほくへいってしまふわたくしのいもうとよ


と始まる宮沢賢治の詩「永訣の朝」。その中で、妹とし子が病床で苦しみながらつぎのように言う。


うまれでくるたて
こんどはこたにわりやのごとばかりで
くるしまなあよにうまれてくる


自分へ意識を向けず、他人のために生きたい。

それが薄れる意識の中での彼女の願いである。

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