柄谷行人は、資本主義の終わりが近づいている、という。
そのときに、どのような社会がやってくるのか?私たちには想像ができていない。
私は「世界共和国へ」を真剣に読んだ。グリッドフレームはどこへ向かうべきかを考えるためのヒントがあるだろう、と予想したからだ。
今、生産者協同組合、という言葉が引っかかっている。
「そこでは、全員が労働者であるとともに経営者である」
「諸個人の『自発性』と『絶対的自由』によって形成される社会」
少なくとも気持ちの上では、そのような心持ちでいるスタッフたちの集団をめざしてきた、と思う。だが、どのくらいそれが達成できているのだろう?
会社という「かたち」は、障害になっていないか?
資本主義が終わっても、必要とされる集団になるために語り合いたい。