gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

新月

月はほとんど見えなくなった。月齢カレンダーによると新月はあさっての27日だそうだ。

太陰暦の月の始まりの日は新月の日である。月とともに生きる太陰暦と太陽とともに生きる太陽暦では、自ずと人々と自然との関わりが変わってくるだろう。

太陽暦で生きている私たちは、季節を強く意識するが、月の満ち欠けにあまり関心を払わない。四季がはっきりとしている私たちの国は、太陽暦がふさわしいのだろう。

一方、太陰暦で生きている人たちは、元々季節の変化の少ない赤道に近い地方が多い。イスラム暦太陰暦だが、イスラム教の国々は緯度の高いところにはない。

また、イスラム教の国々では、祈りの時間やラマダンなど、時間によって人々の行動が拘束を受けることが多い。ビジネスでも、戦争でも、例外ではない。

しかし、太陽暦の国では、時間による拘束が少ない。時間は等質性が強く、ビジネスは24時間止まらない。

しかし、本来、時間は等質ではない。時間の揺らぎを感じ取ることで、人はもっと感性を高めることができるのではないか。

夜空の月を意識することは、人の時間に対する感覚を変える契機になるのではないだろうか。

新月はリセットする日だそうだ。新しく始めるにはよい機会だ。

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