gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

経済を動かすこと

土木の世界に限らず、ものをつくるという行為には、「もの自体の必要性」と「つくる行為自体によって経済を動かす必要性」という二つの要因が作用する。

後者が前者より優先されるのは、本末転倒である。少なくとも、子供は澄んだ目をして、すっきりとそう思うだろう。だが、大人はそうはいかない。「食っていくこと」がすべてに対して優先されるのが一般的であることを学ぶからである。

何でもいいから就職したい、と人が考えるとき、その人は既に大人になってしまっている。どこでもいいから大学へ入りたい、と人が考えるときもそうだ。

食っていくことができなくなったら、世の中から疎外されてしまう、という恐怖が、子供を大人にしてしまう。澄んだ目を濁らせてしまう。

だが、子供のように澄んだ目をしたままで年を重ねた人もいる。

その人たちは、どのようにして澄んだ目で「もの自体の必要性」を徹底的に追うことを継続できたのだろう?

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