gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

腑に落ちる

腑に落ちる、とは、いわば、内臓が理解するということだ。

頭で理解したことは、次の瞬間から忘れられていく。つまり、ある哲学を頭で理解しても、人生は変わらない。それは、表層に留まる。

だが、表層に留まっていたものが、すとんと体の中に落ちてくる瞬間がある。

そうすると、考えなくても、その哲学に副って行動するようになる。

腑に落ちるとは、そこまで行った、ということだ。

以前にも書いたが、臓器移植には、免疫反応、つまり非自己を排除しようとする反応のためにうまくいかないという問題があるが、一見、自己そのものであるかのように思われる脳の移植には免疫反応が起こりにくく、移植がしやすいらしい。

腑に落ちたものが、自己になる、ということの表れかもしれない。

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