最初の軟禁から21年。長い間、自由を奪われて、65歳になった。軍事政権側としては、終身軟禁状態を保ちたかったところだろうが、国際的な政治圧力に屈したのだろう。
65歳の彼女は、未だ凛としていて美しい。奇蹟のような存在である。
軟禁状態とはどのようなものなのか、想像は難しいが、1年間、家を出ることを禁止され、人の出入りも電話も禁止されたら、どうやって、強い意志を保持したまま、持ちこたえることができるだろうか。
この後の彼女の行動を見なければわからないが、この人が持ちこたえることができたのなら、何が彼女を支えたのだろうか。
今後、最貧国のミャンマーがどのように変わっていくか、目が離せない。
