gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

通学路

小学校の通学路は、通る道が決められていた。確かアインシュタインは子供の頃、毎日別の道を歩いたと書いてあった。同じ道ばかりで発想が乏しくなってしまったのではないか、と思ったりするが、だからこそありありと記憶に残っていることもある。

今でも通学路を歩く夢を見ることがある。夢の中では小学生だった自分に戻っている。本質的には、きっと何も変わっていないのだろう。何も違和感がない。

側溝の流れに、笹舟を浮かべて、N君と競争したこと。水はきらきらと輝く。雨が降ると流れが速くなって、僕たちが走った。